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 #004 いざ東京 〜K-ON! HISTORY'S TALK〜


〜前回のつづきです〜


今回のイベントでも会場内にて物販が行われたが、限定グッズは無く、既出のCDやBD等のみであった。件のお二方は買い物されたようだが、私は未だにBDが全巻揃っていないのにも関わらず何も買う事はなかった。限定物こそ無いものの、何か一つでも買うとCD販促用のポスター?がオマケとしてついてくるらしい。それでも買わなかったのは帰路の旅費を削ってしまいかねないためである。我ながら情けないのは言うまでも無い。

会場内は一階席と二階席に別れ、風の噂によれば一度に二枚チケットを取ると一階の良席が、一枚だけの場合は二階の悪席が宛がわれるそうだ。これは今回のイベントが映像化した際、ちらりと見えてしまう一階の客席の見栄えを考慮したためではないかと考えられる。つまり私のようなピーは二階の奥に押し込まれ、華やかなカップルの多いペアを一階に配置したのではないか? ああ多分考え過ぎだろう。そうだろう。うん。

さて、肝心のイベントの内容だが、これは以前流されていた?「らじおん」の続編の公開録音であった。アニメ本編同様、私はリアルタイムでは聞いておらず、今回で初めて聴くことになる。
 某スレにて、メモを取っていた人がいたらしく、スレに貼られた書き込みを以下に引用させていただく。





1回目分
冒頭コント ムギの温泉行きたいネタ下敷き
豊崎さん:仲居、寿さん:女将、の設定
開かずの間→お茶の間→たま、でつなぐ
寿さん、へいらっしゃい

入浴時の流しっこ想定
ムギ←梓←唯←澪←律

私の背中は誰がながすんだ、卓球再現を経て本編へ

ビデオメッセージ 藤東さん:デビューのきっかけとして思い出深い、等

お国自慢
1回目 東京 答 たき しゅがゲット
2回目 群馬 答 たてばやし あやちゲット(騒動へ、餡なし?)
3回目 茨城 答 きんぎょ あきゲット
4回目 神奈川 答 いとかわ しゅが誤答なるも正解に、機転で全員に

4回目 福島だった 答 スパリゾート ハワイアンズ しゅが・あやちゲット
5回目の神奈川前に、寿さんが食べたいアピール、しゅがが手渡そうとしてた

暇つぶしティータイム(ウンタンゲーム・牛タンの改称)に続いて2回目
冒頭コント ロンドン出発前設定
ミック・ジャガーを肉じゃがとかけるのはなぁ

ビデオメッセージ 米澤さん:「けいおん!」としてまた皆で何かしたい、等

おたより
将来のHTTは?
あき(澪について) EDを例示しつつ、何らかの形でデビューか?
ぴかしゃ(律について) 楽器店店員、ドラムを強引に薦めそう
しゅが(紬について) ピアノの先生、大人になったら色っぽくなりそう、一同同意
みなこ(梓について) リクルートスーツが似合いそう、ロンドン線のCAとか
あやち(唯について) 変わらない、いつの間にかプロになってそう

ぴかしゃの、「仕事終わったら集まってバンド組んでそう」というコメントが意味深でよろしい

イントロクイズ
1回目 ふわふわ みなこゲット
2回目 Let's go しゅがゲット(1回目と2回目の終了後になぜかぴかしゃ押す)
3回目 ぴゅあぴゅあ みなこゲット
4回目 Utauyo あきゲット
5回目 Maddy Candy しゅがゲット
6回目 天ふれ あきゲット
7回目 いちばん しゅがゲット
8回目 ホッチキス あきゲット
9回目 校歌 しゅがゲット

ちなみに問題の神奈川の回答は
なでしこ→あだち→あんどう→あんざい
→(い、で始まると聞かされて)いぐち→いとう→いとうかなえ→いといがわ

どうぶつモノマネからの3回目
(あやち:ネコ あき:フクロウ みなこ:ウマ ぴかしゃ:ゾウ しゅが:サル)
コントはロンドン帰りを想定、寿司屋トークからのホテルカウンター再現?
あきが外人役

冒頭あいさつでぴかしゃコケる

おたより
行きたい場所
ぴかしゃ 温泉(皆から心配されるコメ)、海よりは山と
あき 運転したい(免許取ったので、ぴかしゃはデスドライブ所望)
みなこ 山登り(あきとからめ、富士登山を提唱)
あやち 遠いところ(ゆっくりしたい、バリなどで海眺めてボーっとしたい)

ビデオメッセージ アサ姉:メタルを聞いたのは本作がきっかけだそうです
皆役者として成長したとも。
あき、他の現場で一緒になっても、何となく安心できるとコメント

名シーンベスト3
あやち
1 2期最終話 天ふれ
2 映画 屋上での「わーっ」
3 映画 教室ライブ

みなこ
1 1期最終話「アンコールシーン」
2 映画「手が冷たいの(わーっ後)」
3 2期「夏期講習(律と)」

しゅが
1 冬の日 前髪下ろす(このあとしゅがリクで「おかしーし」→「おかしくねーし」)
2 映画 背、伸びたな
3 1期「ピンチ!」(あのシーンですぜ旦那)

ぴかしゃ
1 1期「ピンチ!」(あのシーンですぜry)
2 2期最終話 天ふれ
3 映画 高校時代のさわこが怒られるシーン

あき
1 映画 屋上駆け出しから飛行機雲まで(4人の掛け合いが THE 青春とか)
2 「またまた学園祭」号泣シーン
3 2期最終話 「(天ふれ後の)卒業、しないでよ」

そして監督レターへ

監督レター
あきの台本以外には未記載

「5人のヒーローへ」としているのが注目

オーディション時のコメント
あき:唯にハナマル
しゅが:華がある、さわちゃんのオーディションの時には汚い言葉を言わせてしまいました
あやち:もえる!!(文脈的に萌?)
みなこ:落ち着きがあってしっとり
ぴかしゃ:打てば響く
(2010年はけいおんの年にしましょう、という言葉に力を得た、魔法使い発言も)

皆最初は、ふわふわ頼りなくひよこのようだった
また、声が入ることでキャラクターが生きた存在になっていくのにぞくぞくした。

現状の各キャストについて
あき:力士声が大好き、キャラをブラさず演れるのは豊崎さんしかない

みなこ:当初、ムギのイメージについて聞かれたのが印象に残っている。
実を言うとみなこの綺麗さでガチガチになっていた、バレていなかったか?

あやち:当初あやちが考えたキャラ設定とは方向転換してしまったが、見事についてきてくれた
ちなみに、好きな梓は「憂・純と話しているときの、リラックスした梓」だそうです。

ぴかしゃ:声が凄い(音響監督、ぴかしゃが歌っていると聞いて驚く)、あずにゃん2号の声は、同じ声帯から出てはいけない声

しゅが:普段は小声、大人しくみえる。どこにその(律のような)力があるのか不思議。あなたは最高の部長です。

貴方達5人は私のヒーローです、とまとめる



らじおん三回分の収録が本イベントにて一挙に行われた訳である。全体的に内容はコメディが主体であった。以前の放送内容を知らなくても十分楽しめる。


今し方私はコメディと言った。
 しかし例外がある。
 収録三回目の後半である。

名シーンベスト3も充分すぎるが、なによりも監督からの手紙で私はノックアウトを食らった。
 BGMは「U&I〜夕日の綺麗なあの丘で〜」、つまり二期20話、三度目の学祭終了後の部室のシーンで流れた曲である。監督の手紙とこの曲の組み合わせはホントにくい演出である。私のプアなボキャブラリーではうまく表現にならないが、つまりそういうことである。

そして閉幕。退出までの間に会場内に流されたふわふわ時間、我々の野太い歌声、何もかもが印象的であった。

アニメ放映終了から三年近く、映画も公開から一年半が経つこの時期にイベント開催とは今後何かがあるに違いない。それはイベント内で発表があるはずだ― 実際は何年後か不明だが同窓会としてのライブがあるかもよ?というような話で濁した程度に終わり、私のひそかな希望はここにて潰えた。

会場を出ると、たまたま件の彼らと合流することが出来た。皆考えることは同じであった。何だろう、この寂寥感は? ここで終わりだと断言された訳ではない。ましてやHTTが解散した訳でもない。だが何だろう? この心に穴があいた感覚は?

東京駅に戻り、大阪の彼はこの後新幹線で故郷に戻り、九州の彼は秋葉原で行われるという某スレのオフ会に参加するそうだ。彼らと連絡先を交換し、解散する。
 ひとり残された私は駅構内の半立ち食い蕎麦屋さんで蕎麦を啜り、帰路に就く。中央線で新宿へ出たのち、燃料を仕入れ、中央線の特急あずにゃん…もとい「あずさ号」に飛び乗った。


あずさ 松本行き

E257系 あずさ@甲府駅

車窓に流れる大都会の景色を肴にビールを開ける。つい先刻のBGMがふいに脳内を流れると何故だか自然に涙がこぼれてくる。あずさ号の中で、私は本日の滞泊地である甲府までの間、一頻り泣きぬれた。





次回、最終回。オレンジ会社が繋ぐ、意外な縁とは?

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